「探索する楽しみ」に必ず付随してくるものが「収集」という行為でしょう。
ネットサーフィンであれば、お気に入りやブックマークといった機能がそれに当たります。
潮干狩りで貝を探して自分のバケツに入れていくような楽しさがそこにはあります。
さらに、ゲームやカードなどの嗜好品では、そこからさらに、
コンプリートするという快楽も提供されます。かつてロッテのビックリマンシール
がこの方式で流行りましたが、コンプリート欲を刺激するにはグラフィックの力
が大きく働いていたこともこの快楽の特徴の一つだったと思われます。
本は文字媒体としての側面が強調されがちな気がします。しかし、それは
インテリにこだわる作り手の思い込みやエゴが混ざってはいないでしょうか。
本はむしろ、インターネットやゲーム、趣味の世界のリテラシーに
近づいていっているというのが時代感覚というものだと思います。 |